〜六国戦記〜

六つの国と終わらぬ戦乱

遥か古の時代より、この世界には赤・青・黄・緑・白・紫、六つの大国があった。

剣と盾を兵器として、領土と覇権を巡って幾度となく戦火を交えてきた。

戦場は血と鉄に染まり、勝者なき消耗戦が何世代にも渡って続いていた。

緑の国を揺るがす大地震

ある日、緑の国の大森林で、かつてない規模の地殻変動が起こる。

山々は裂け、大地は盛り上がり、千年眠っていた地層が露わになった。

そこは通常の地層とは明らかに異なり、まるで時間そのものが歪んだかのような輝きを放っていた。

そして、土の奥深くから姿を現したのは、脈動する光を宿す結晶──

後に「コア」と呼ばれる存在である。

失われた超文明の遺産

コアは、伝承にしか残っていなかった超文明の遺物だった。

やがて結晶が発見された地層の奥から、古代の神殿も姿を現す。

その中央に据えられた祭壇にコアを配置し、エネルギーを捧げることで、時空を越えた力が解放される。

過去の英雄、未来の機械兵、冥界の魔獣、異世界の魔法──

祭壇に捧げられたコアが時空の裂け目を開き、召喚者の意志に応じてありとあらゆる存在を呼び寄せ、未知の魔法を発動させた。

神殿とコアの広がり

この現象は瞬く間に世界へと広がり、各国でも同様の神殿が次々と発見された。

やがて、戦争は剣と盾の時代から、

祭壇にコアを捧げ、異世界からユニットを呼び、マジックを解き放つ

という新たな形へと移り変わっていく。